【渡舟 吟垂れ純米焼酎 / 焼酎】
 
どんな個性？
 
（日本酒のような華やかさを持つ個性的な米焼酎）
 
渡舟の吟垂れ純米焼酎は、日本酒造りで培った技術と経験を活かし、フルーティーで華やかな香りが特徴的な焼酎です。幻の酒米「渡船」を原料に使用し、低圧・低温でゆっくり蒸留させることで、クセのない味わいとさわやかで上品な香りを楽しめます。
 
（果実のような香り、やわらかな味わい、シャープな後味）
 
香りは、リンゴを思わせるフレッシュで華やかな香りが特徴的です。味わいは、やわらかく膨らみのある口当たりで、米焼酎ならではの優しい甘みと旨味が口の中に広がります。後味はシャープでクリアな印象を残し、飲み飽きしない絶妙なバランスを持っています。
 
おすすめの飲み方
 
（ロック、ストレート、水割り）
 
この純米焼酎は、様々な飲み方で楽しむことができます。ロックでは香りと味わいのバランスを楽しめ、ストレートでは原料米の特徴をより感じられます。水割りでは爽やかさが際立ち、幅広い飲み方に対応します。
 
合わせたい料理・シーン
 
（和食全般、刺身、天ぷら、晩酌、特別な日のお酒）
 
フルーティーな香りとやわらかな味わいを持つこの純米焼酎は、和食全般との相性が抜群です。特に、刺身や天ぷらなどの繊細な料理と合わせると、その真価を発揮します。また、日常の晩酌や特別な日のお酒としても楽しめる、versatileな一本です。
 
（300年以上の歴史と幻の酒米への挑戦）
 
府中誉酒造は、茨城県石岡市に1716年（享保元年）から続く老舗蔵元です。300年以上の歴史を持ちながら、伝統を守りつつ時代に合わせた革新的な酒造りを行ってきました。
 
渡舟吟垂れ純米焼酎の特徴は、幻の酒米「渡船」の魅力を最大限に引き出した点にあります。渡船は、昭和前期まで収穫されていましたが、その後消えてしまった茨城県の幻の酒米です。1989年に種モミ14グラムのわずかな手がかりから栽培し、府中誉が全国で初めて復活させました。
 
製造過程では、もろみを低圧・低温でゆっくり蒸留させることで、原料の持つ繊細な香りと味わいを最大限に引き出しています。さらに、甕でゆっくりと寝かせることで、まろやかでコクのある味わいに仕上げています。
 
府中誉酒造では、日本酒造りで培った技術を焼酎造りにも応用し、独自の個性を持つ米焼酎を生み出しています。この吟垂れ純米焼酎は、その技術と伝統が凝縮された逸品といえるでしょう。幻の酒米を使用し、伝統的な製法と革新的な技術が融合することで、日本酒のような華やかさと焼酎ならではの味わいを併せ持つ個性的な焼酎として仕上がっています。
 
日本酒ファンはもちろん、焼酎愛好家にも新しい味わいの発見をもたらす、ユニークな一本です。渡舟吟垂れ純米焼酎は、伝統と革新のバランスを取りながら、真摯に酒造りに向き合う府中誉酒造の姿勢が凝縮された逸品といえるでしょう。